釜煮茶

【平成の千利休、一押しのお茶】

煮ることで、葉も煮汁も美味しくなる。 良く聞かれるので、シチューに例えて説明します。 シチューは、肉もスープも美味しくなりますよね!
美味しいだけでなく、栄養もタップリなんです。 その煮汁を天日乾燥している時に葉の表面に散布して、飲みやすくしています。

煮た後には、天日(太陽光)で乾燥! お米なども天日干しで、旨みが増しますよね! 太陽光ならではの、栄養価も増すんです。
干してる間も、ひっくり返してしっかり乾燥。 土用すぎの真夏の太陽に2日間も当ててやります。 そして、太陽の香りいっぱいになります。

昔は、藁筵(わらむしろ)の上で乾燥! 納豆のように菌の作用もあったようですが、 最近は、稲わらが調達できず、ブルーシートを使います。
真夏は夕立も時々あるので、シートをかぶせて濡れるのをふせぎます。 乾燥した茶葉を集めるのも便利です。

最後の仕上げに、特別の火入れ! 以前は、ちょっと生臭いお茶でした。 仕上げ前のお茶では、ファンは付かなかった。
小川八重子が現地に泊まり込みで指導して、とても飲みやすいお茶になり、5千名以上のファンが定着しました。